鹿島槍ヶ岳ダイレクトダイレクト尾根・東尾根(4月下〜5月上)

■ ダイレクト尾根
その名の通り鹿島槍南峰に一気突き上げる尾根です。鹿島槍ヶ岳へに最短ルートです。初日は2時間ほどの歩きで赤岩尾根取り付き近辺にテントを張ります。天気がいいとのんびり出来ます。2日目は早朝雪が堅く締まっっている間に登攀したいです。下降は雪の状態により、鎌尾根、北俣本谷を下降すると非常に早く下降出来ます。赤岩尾根経由の場合は2hくらい余分にかかります。テントベース形式の登攀なので軽量な荷物ですばやく登攀しましょう。頂上からはきっと槍穂高、劔岳が美しく見えることでしょう。

■ 東尾根
難しくはないですが、美しいルートです。尾根には朝日が当たるので二ノ沢の頭あたりで幕営して残雪期の味わいを堪能しましょう。

行程(ダイレクト尾根)
1日目:信濃大町駅(13:00)=大谷原~赤岩尾根取り付き (徒歩2.5h位)
2日目:幕営地~ダイレクト尾根登攀~鎌尾根、北俣本谷また赤岩尾根下降~大谷原=信濃大町駅(10h位)
行程(東尾根)
1日目:信濃大町駅(7:00)=大谷原(8:00)~東尾根取り付き〜二ノ沢の頭 (徒歩5h位)
2日目:二ノ沢の頭 ~北峰・南峰~北俣本谷(状態により赤岩尾根)下降~大谷原=信濃大町駅(10h位)
宿泊
テント
技術レベル
アックス2本を使用しての急な雪面の登降(雪面へのダブルアックスもあります)。急な雪壁の下降。
GW前後の北アルプスの雪稜登攀経験のある方 (例 奥穂高岳南稜、北尾根等)

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白馬岳主稜(4月中〜5月上)

長く大きな尾根を登り頂上へ抜け出るスーパークラシックルートです。
大雪渓の安全な場所にテントベース形式です。

行程
1日目:信濃大町駅(13:00)〜大雪渓BC(2.5h位)
2日目:幕営地~白馬主稜〜信濃大町駅(9h位)
宿泊
テント
技術レベル
アイゼン、アックスを使用しての雪面の登下降。
八ヶ岳のバリエーション経験者 クランポン、アックスを使用した雪山経験のある方(赤岳主稜、阿弥陀岳北稜等)

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爺ガ岳東尾根・主稜(4月)

■ 東尾根
爺ケ岳東尾根は積雪期に爺が岳へ登るルートです。ルートは危険な箇所もほとんどなく、4月なら雪安定し締まり、楽しい残雪歩きが堪能できます。ずっと尾根歩きなので展望もいいです。やはり北アルプスの景色は大きいと感じるでしょう。
この時期八ヶ岳以外の雪山へ行こうと計画されている方にぴったりです。

■ 主稜
東尾根をP3手前から冷沢へ下降して取り付きます。難しさはないですが、東尾根より長いですね。

行程
1日目:信濃大町駅(11:00)=東尾根2000m付近 (徒歩5h位)
2日目:幕営地~爺が岳往復=信濃大町駅(8h位)
宿泊
テント
技術レベル
アイゼン、アックスを使用しての雪面の登下降。
東尾根:赤岳、硫黄岳レベルの登頂経験のある方
主稜:八ヶ岳のバリエーション経験者 クランポン、アックスを使用した雪山経験のある方(赤岳、阿弥陀岳等)

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五竜岳GⅡ中央稜(4月)

■ GⅡ中央稜
見栄えのするスッキリするラインで
テント場は西遠見山近辺で鹿島槍北壁が見える最高の展望の場所です。

行程
1日目:松本駅(9:40)=五竜スキー場〜遠見尾根(3-4h位)
2日目:幕営地~GⅡ中央稜登攀〜五竜岳〜五竜スキー場=松本駅(8h位)
宿泊
テント
技術レベル
アイゼン、アックスを使用しての雪面の登下降。
東尾根:赤岳、硫黄岳レベルの登頂経験のある方
主稜:八ヶ岳のバリエーション経験者 クランポン、アックスを使用した雪山経験のある方(赤岳、阿弥陀岳等)


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