後半も快晴から開始。新穂高はまるで夏のように暑い。白出出合いからみたジャンダルム飛騨尾根。ここは地形が複雑だが地図を良く読めば理解できる構成です。短く見えるが結構長いんです。夏は通常コブ尾根の頭から下降して取り付くので短かくていまいちですが、冬と春は下から攻め充実感あり。
暖かいので雪が腐って落とし穴に落ちまくり。雪の下は河原の石なので落ちるとかなり深い。苦労しながら天狗沢出合い前まで行きホットする。夕暮れのテントサイト。もう寝るぞ〜。
2日目は少し暗いうちに出発。またもや寒くない。
相変わらず落とし穴にはまりながら一気に高度を稼ぎ飛騨尾根へ入る。ジャンダルムの頂上はこの遥か先です。
穂高らしい岩をぐんぐん登ります。
ジャンダル到着後、実はここからが核心であるロバ耳越えが待っている。急雪壁のトラバース、リッジ、懸垂下降と盛り沢山。雪が腐っていて悪いです。誰もこの方向へは行ってなかった感じ。
一見快適な稜線散歩に見えますが・・・・・・・・
やっと奥穂高岳に着きました。ここから見るジャンダルム飛騨尾根は格好がいい。右のリッジを登ったと思うと感激でしょう。
360度のすばらしい展望。そして槍がそびえる。穂高岳山荘は超混雑を予想していたのについてみると空いている。80人くらいでしょうか。涸沢が混雑したらしいですね。今夜は広々と寝れてうれしい。小屋もかなり暖かい。翌日は朝小雨。白出し沢を一気に駆け下り出会いまで1時間で着いてしましった。雪の下降は楽ですねえ。
番外編。庭の綺麗な花。今年のGWは天気が良く、気温も高く。快適に登れました。気温が高いと、雪が腐りまくり、はまったり、ずぼっと抜けたりして怖い反面、例年堅い氷になる氷雪壁にアイゼンがしっかり効いて登り易くなってます。どっちもどっちかな。